はじめに
大和焼肉 結が誇るメニューの一つ、それが「熟成赤身を使用した肉寿司」です。肉と寿司というと、最近では寿司屋でも見かけるおなじみの組み合わせとなりましたね。ですが、最初は意外な組み合わせなだけに「本当に美味しいの?」と思ってしまうと思います。和牛にこだわりがある当店だからこそ、寿司という新たな形で山形牛の魅力を引き出した一品となりました。今回は肉寿司の美味しさをご紹介したいと思います。
-150x150.png)
挑戦から生まれた自信作
寿司ネタに牛肉を使うというのは簡単なことではありません。和牛といえど肉の香りが酢飯とうまくマッチしなければ美味しくありません。また、使用する部位によって、味わいだけでなく、歯ごたえ、舌触りも変化します。
また、牛肉を熟成すると味わい豊かになります。様々な部位を店舗で熟成している当店だからこそ、いろいろな組み合わせを実現できました。ネタと酢飯、そして肉の味付けに試行錯誤を重ねた結果生まれたのが当店の「熟成赤身 肉寿司」です。
熟成への情熱とこだわり
熟成肉作りには細心の注意が必要です。当店では、温度と湿度を徹底管理した専用の熟成庫で、じっくりと時間をかけて肉を熟成させています。この過程で、肉の酵素が働き、うま味成分であるアミノ酸が増加。同時に、肉の繊維が程よくほぐれることで、しっとりとした食感が生まれます。
熟成の期間は、肉の状態を見ながら最適な期間を見極めています。短すぎても長すぎても理想的な味わいは生まれません。日々の観察と経験を重ねることで、最高の状態で提供できるタイミングを見計らっています。

職人技が光る逸品
肉寿司には、繊細な火入れの技術が不可欠です。火を通しすぎると舌触りが悪くなってしまいます。表面は香ばしく、中はレアに仕上げることで、熟成肉本来の旨味を最大限に引き出します。一枚一枚丁寧にカットし、まさに職人技と呼ぶにふさわしい仕上がりです。
焼肉店の強みは、何と言っても肉を知り尽くしていること。どの部位をどのように切り、どの温度で提供すれば最高の味わいになるのか。長年の経験で培った技術があるからこそ、寿司という新しい形でも山形牛の魅力を存分に引き出すことができるのです。
こだわりの酢が決め手
実は、肉寿司のもう一つの主役が「酢」です。通常の酢と比べて、より深みのある味わいと心地よい酸味が特徴です。この酢を使用した シャリは、熟成肉との相性が抜群。肉の旨味を引き立てながらも、決して主張しすぎない絶妙なバランスを実現しました。
シャリの温度にもこだわっています。熟成肉の味わいを最大限に引き出すため、少し低めの温度帯で提供。これにより、口に入れた瞬間から最後まで、肉の旨味とシャリの味わいが見事なハーモニーを奏でます。
美味しい食べ方のご提案
せっかくの肉寿司、より美味しく味わっていただきたいと思います。おすすめは、最初の一貫は何もつけずにそのままで。熟成肉と酢の織りなすハーモニーをダイレクトに感じていただけます。
二貫目は、当店特製の山葵を添えて。和牛の脂と山葵の風味が見事に調和し、また違った味わいを楽しめます。最後の一貫には、特製の岩塩をそっとのせて。塩味が肉の甘みを引き立て、余韻まで楽しめる至極の一品となります。
各貫の間には、口直しとして当店特製の生姜の甘酢漬けをご用意しています。さっぱりとした味わいで、次の一貫をより美味しく味わっていただけます。
進化を続ける味わい
私たちは常に新しい味わいを追求しています。季節によって変わる肉の状態、熟成具合に合わせて、日々微調整を重ねています。同じ肉寿司でも、季節や熟成度合いによって、少しずつ異なる表情を見せてくれるのも魅力の一つです。

さいごに
時に「焼肉店なのに、なぜ寿司?」というお声をいただくこともあります。でも、美味しいものに決まりはありません。和牛を知り尽くした焼肉店だからこそできる、新しい味わいの創造。それが「肉寿司」という一つの答えなのです。
ぜひ一度、大和焼肉 結の肉寿司をお試しください。その他の熟成肉メニューや季節のおすすめも、心を込めてお作りしております。皆様のご来店を、心よりお待ちしております。