「焼肉は好きだけど、ダイエット中だから我慢…」そう思っていませんか? 焼肉というと、こってりとした脂身を想像し、「太る食べ物」というイメージを持つ方が多いかもしれません。しかし、それは大きな誤解です。肉の選び方や食べ方を工夫すれば、焼肉はあなたのダイエットを力強くサポートしてくれる、心強い味方になります。
焼肉店『結』では、お客様に美味しい肉を存分に楽しんでいただくと同時に、その肉が持つ素晴らしい栄養や健康効果についても知っていただきたいと考えています。今回は、肉がなぜダイエットに良いのか、そしてどんな肉をどのように食べればいいのかを、プロの視点からお伝えします。

なぜ肉はダイエットに良いのか?
肉には、ダイエットに欠かせない重要な栄養素が豊富に含まれています。その代表が「タンパク質」です。タンパク質は筋肉の元となり、筋肉量が増えれば基礎代謝が上がって、脂肪が燃えやすい体になります。
さらに、肉には「L-カルニチン」という、脂肪をエネルギーに変える働きをサポートする成分も含まれています。L-カルニチンは、特に赤身肉に多く含まれており、食べた脂肪が体脂肪として蓄積されにくくする効果が期待できます。
また、エネルギーの代謝を助ける「ビタミンB群」も豊富です。特にビタミンB1は糖質の代謝、ビタミンB2は脂質の代謝を促進する働きがあります。これらの栄養素がバランスよく働くことで、食べたものが効率よくエネルギーに変わり、太りにくい体づくりにつながるのです。

ダイエットにおすすめの部位と食べ方のコツ
すべての肉が同じように体に作用するわけではありません。ダイエット中は、脂質の少ない部位を選ぶことが重要です。
【おすすめの部位】
- ハツ(心臓): 驚くほど低脂質で高タンパク。L-カルニチンも豊富で、コリコリとした食感も楽しめます。
- センマイ(第三胃): ホルモンの中でも特に低カロリーで、食物繊維に似た働きをします。しっかり噛むことで満腹感も得られます。
- 赤身肉(ヒレ、モモ、ランプ): 脂肪が少なく、良質なタンパク質が豊富です。『結』のメニューでは、脂肪分が少なくタンパク質が多い「クリミ」などの希少な赤身肉もおすすめです。
- ハラミ(横隔膜): 見た目には脂がありますが、実は内臓肉に分類されるため、ロースやカルビに比べて低カロリーです。肉の旨味をしっかり感じられるので、満足感も得られます。
- タン: 種類によりますが、薄切りの塩タンなどは比較的脂質が少なく、レモンと塩でさっぱりと食べられます。
【太らないための食べ方のコツ】
- 食べる順番を意識する: まずはサラダやナムル、キムチなどの野菜や食物繊維から食べ始めましょう。これにより血糖値の急上昇を防ぎ、肉の食べ過ぎも抑えられます。
- タレは控えめに: 市販の焼肉のタレには、砂糖や油が多く含まれています。代わりに、レモン汁、塩、わさびで肉本来の味を楽しむのがおすすめです。
- ご飯は少なめに: 肉とご飯は最高の組み合わせですが、ダイエット中はご飯の量を調節しましょう。噛み応えのあるホルモンや赤身肉を多めにすることで、ご飯がなくても満足感が得られます。
- サンチュを積極的に利用する: 肉をサンチュに巻いて食べることで、野菜もたくさん摂れ、口の中がさっぱりして食べすぎを防ぐことができます。

焼肉は、我慢するものではありません。肉の持つ栄養の力を知り、賢く食べることで、健康的で美しい体づくりに貢献してくれます。ぜひ、『結』で美味しい焼肉を楽しみながら、理想の自分を目指してください。